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【ホロアース】NPC「コウゾー」炎上騒動の全経緯と公式の最新釈明まとめ

📅 2025年12月8日⏱️ 約7
【ホロアース】NPC「コウゾー」炎上騒動の全経緯と公式の最新釈明まとめ

2025年11月下旬、メタバースプロジェクト『ホロアース』内に実装されていたNPC「コウゾー」が、過去の池袋暴走事故の加害者(飯塚幸三・元受刑者)を揶揄しているのではないかとして大きな問題となりました。

運営元のカバー株式会社は該当NPCを削除し、二度にわたって釈明を発表しました。本記事では、事の発端から最新の公式発表までの経緯を時系列で解説します。


📅 騒動の時系列まとめ

時期 出来事 詳細
2025.10.23 Ver.1.1.0 アップデート 新エリア追加に伴い、NPC「コウゾー」が実装される。
2025.11.23頃 SNSで拡散・炎上 ユーザーの投稿により「実在の事故加害者に酷似している」と指摘され拡散。批判が殺到する。
2025.11.24 緊急メンテナンス ホロアースが緊急メンテナンスに入り、当該NPCが削除される。
2025.11.25 第一回 公式発表 「特定の人物を意図した事実はない」としつつ、類似点があったことを認め謝罪。
2025.12.05 第二回 公式発表(最新) 詳細な調査結果を公表。「制作工程の分断による偶然」と説明。

🔥 何が問題視されたのか?

問題となったNPC「コウゾー」には、単なる偶然とは考えにくい複数の類似点が指摘されていました。

指摘された類似点

項目 NPC「コウゾー」の特徴 飯塚元受刑者との類似点(報道ベース)
名前 コウゾー(カタカナ) 名前が「幸三(コウゾー)」
容姿 白いバケットハット、メガネ、グレーのズボン 事故現場や実況見分時の服装と酷似
杖をついている 杖を使用していた
セリフ 「機械の変なところをいじって 気づけばこんなところに……」 事故原因を「車の不具合(機械)」と主張していた点と重なると指摘

これらの要素が重なったことから、SNSでは「悪意あるパロディだ」「被害者遺族への配慮が欠けている」「コンプライアンス意識が低すぎる」といった厳しい批判が相次ぎました。


📢 最新の公式釈明(2025年12月5日発表)

事態を重く見たカバー株式会社は、12月5日に改めて詳細な調査報告を発表しました。 この中で、「なぜこのようなキャラクターが生成されたのか」について、以下のように説明しています。

1. 「意図的ではない」との主張

運営は改めて、**「特定の人物や事件を揶揄する意図はなかった」**と強調しました。 社内調査の結果、悪意を持って制作された証拠は見つからなかったとしています。

2. 原因は「制作工程の分断」と「チェック漏れ」

なぜこれほど類似してしまったのかについて、以下のプロセスでの不備を挙げています。

  • 設定とアバター制作の分断:
    • 原案: キャラクター設定チームが考えた原案は農場経営者だった。
    • 実装: アバター設定チームが実装する際、「作業着」などの専用アセット(素材)が未整備だったため、既存の「現代的なファッションアイテム(帽子やシャツ)」を代用して作成した。
  • 結果: 原案の「農場経営者」という設定と、代用アセットによる「現代的な老人」という外見が組み合わさり、意図せず実在の人物に似てしまった。

3. チェック体制の不備

公開前のチェック工程において、この「設定と外見の乖離」や「実在人物との類似性」に気づくことができず、そのままリリースされてしまったことを認めました。


🛡️ 今後の対応と対策

カバー社は今回の事態を受け、以下の再発防止策を講じるとしています。

  1. 当該NPCの完全削除: すでにゲーム内からは削除済み。
  2. チェックフローの見直し: 企画段階からリスク検証を行う「シフトレフト」の導入。
  3. モブキャラへの命名廃止: リスク回避のため、今後はモブNPCに具体的な名前をつけることを廃止する方針。
  4. 関係各所への謝罪: ユーザーおよび関係者に不快な思いをさせたとして謝罪。

📝 まとめ:信頼回復への課題

今回の公式説明に対して、ネット上では「納得した」という声がある一方で、「偶然にしては要素が揃いすぎている」「苦しい言い訳に見える」といった厳しい意見も依然として残っています。

メタバースという「もう一つの社会」を作るプロジェクトにおいて、倫理観とチェック体制の強化は急務と言えます。今後のホロアース運営がどのように信頼を回復していくのか、注目が集まります。

※本記事の情報は2025年12月8日時点のものです。

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